FX自動売買EAの検証

FX自動売買で稼げない理由を暴く!長期で稼ぐEAの検証とレビュー

資産防衛とポートフォリオ管理術

資金管理・ポートフォリオ管理

一体、ポートフォリオって何なんでしょうか?

「ポートフォリオ」というキーワードをググッてみると、その「定義」を知ることはできます。


  • 【ポートフォリオ】 資産の構成を指す。元々、海外では有価証券を「紙ばさみ(ポートフォリオ)」に挟んで保管することから、転じて資産構成を指すようになった。

うんうん。なるほど。

資産の構成やその比率を差してポートフォリオというんだなと。

で?

その知識だけで果たして投資の実践に耐えられるでしょうか?


例えば個別の資産のリスクを算出し、全体のリスクを最小化しながら資産構成を考えて…。


なんてやってたら、それだけで日が暮れてしまいます。

もちろんそういう厳密な計算も重要ですし、できればやったほうがいいんですが、資産が少ないうちはそこまで厳密にやってもあまり目に見えた効果は期待できないでしょう。


それよりはもっと本質と大局を捉えながら、実用的に使えるポートフォリオの考え方はないものでしょうか?



資産防衛とポートフォリオ

恐らくあなたは「日本の財政が破綻する」という話を一度は耳にしたことがあると思います。

日本政府は既に日本のGDPの2倍(1000兆円)以上という莫大な負債を抱えており、これを荒波なく返済しきることはほぼ不可能と言われています。

いろいろな脱出方法が議論されていますが、最もハードランディングなシナリオが

「国債の消化不能」→「国債のデフォルト」→「円暴落」→「(ハイパー)インフレ」

で、こうなると国民生活は大打撃を受けることになってしまいます。

ここまでハードランディングはまずかろうということで、今の日銀とアベさんは「少しずつインフレさせる」方法で事実上債務を帳消しにするという動きに出ていると考えられます。

これらのシナリオにおいては、いずれにせよ円は下落していきますから資産を円だけで持っておくと大幅に目減りしてしまいます。


そこで、資産の一部を外貨で持つ必要が出てきます。


 って、ホントに暴落すんの?国債は90%以上日本人だよ??


こういう話をすると、すぐに鼻息を荒くして「国債は国民が消化してるから、暴落なんてしない!」という反論をされる方がいます。


よくお読み頂ければわかると思うのですが、上記はあくまでも「最悪のシナリオ」を示しているだけで、そうなると断定しているわけではありません。

逆に、暴落しないとおっしゃってる方は、もし仮に暴落、あるいはゆっくりとでも大幅に円安となった場合のリスクについて、なんらかの保証をしてくれるのでしょうか?

…なにもしてくれませんよね。

だから、将来を予測することが重要なのではなくて、いろんなシナリオを想定しておいて(これがまさにリスク)、自分の資産は自分で守るという発想が大切なんです。

そのための外貨資産です。

これが1点目のポイント。


もう1点が「卵を一つのかごに盛ってはいけない」という典型的な分散投資の考えです。

ただ、分散投資を進めるにあたって、手当たりしだい闇雲にやってもダメです。

ここは本来のポートフォリオ理論の出番なわけですが、厳密に考えるのは後回しにして、まずはざっくりと「安全資産」と「リスク資産」に分けて考えるのがいいと思います。

で、リスク資産の中でも「ハイリスク」「ミドルリスク」「ローリスク」のように、階層的に考えていくことで、ポートフォリオ全体のイメージが明確に掴めるようになるはずです。

その上で、もっと厳密にやりたくなったときに、いろんなリスク管理ツールで計算してみるといいでしょう。

長くなってきたので、このへんで一度まとめてみます。

資産防衛のため、外貨資産を持つ
今後の円下落から資産を防衛するために、外貨資産を持つことを検討しましょう。

リスク分散はざっくりと、階層的にとらえる
まず「安全資産」と「リスク資産」に分け、更にリスクの度合いを高、中、低に分けて考えれば把握しやすくなります。


そもそも外貨ってリスク資産じゃね?

ここで、投資をかじったことがある人なら「ん?」って思ったかも知れません。


そうです。


外貨資産そのものも、実は「為替リスク」を負っています。

じゃぁ外貨資産は全てリスク資産なんでしょうか?

このあたりがポートフォリオをややこしくしている元凶なんですが、話をシンプルにするために、敢えてここではレバレッジ1倍以下のキャッシュは外貨であっても安全資産に分類することにします。

この分類に従うと、外貨預金などの外貨資産は「安全資産」となります。

この分類法自体は僕が独自に考えたものですので、他ではあまり見ないかも知れません。

しかし、敢えてこう考えることで、ポートフォリオを非常にシンプルかつ実用的に捉えることが可能になるんです。


下の図を御覧ください。


ポートフォリオ例


これは資産運用における基本的なリスク分類の「アセットクラス」に基づいています。

上では安全資産とリスク資産に分けましたが、アセットクラスではそれぞれ金利リスク(債権)、価格リスク(株、FXなど)、為替リスク(外貨)の3種があって、国内外の債権、株式がどのリスクを負っているかで分類します。どこにも属さない資産はその他に分類し、(名目上の)リスクを持たない流動性資産と合わせて6つに分類するのが、厳密なアセットクラスです。

僕の分類では流動資産と国内債権がごっちゃになってて、あまり厳密ではありませんが、利点としては各資産の配分を感覚的にざっくりと決められる点が挙げられます。


例えば上の表では、円資産60%、外貨資産40%、安全資産50%、リスク資産50%としています。アセットクラスのそれぞれの割合はあなたのリスク許容度から決めてください。

円預金など流動性資産の変動が大きいようであれば、流動性資産をマトリクスから追いだしても構いません。そうすれば伝統的なアセットクラスと一致します。


これらの数字を決めたら、あとはそれぞれの資産がどれぐらい必要かはマトリクスで簡単に求められます。

例えばこの場合、円の安全資産は60%x50%=30%となるので、仮に1000万円の余裕資産があるなら、300万円を定期預金しておけばいいということが分かります。

円資産がちょっと多めなのは、やはり日本で生活する以上、キャッシュの必要性があるという理由ですね。

活用法として、資産全体の利回り目標を年利10%とするなら、例えば安全資産で1%、リスク資産で19%達成すればいいという計算になります。

まぁ、あくまでも取らぬ狸の皮算用ですが(汗)、具体的な目標もなければ、投資方針も立ちませんからね。


正直、ポートフォリオはこれぐらいザックリした計算でいいんじゃないでしょうか。

ザックリでも資産防衛のための外貨資産の考えも入っているし、リスクの大小も把握できます。

大体、そんなに厳密に計算したところで、やられるときはやられますから(苦笑)。

きっちり使うとしたら、リスク資産内の商品配分を決めるためにポートフォリオ理論を使うといいと思います。



あとアセットクラスを管理するコツとしては、利回りを円資産と外貨資産でそれぞれ別に計算する方がいいです。円換算したらほにゃらら%になって…なんてやってると非常に混乱しますからね。

利回りは各通貨それぞれで計算しておいて、円資産と外貨資産、安全資産とリスク資産の割合を定期的に計算し、当初の割合からずれたらその分を修正(これはポートフォリオのリバランスといいます)するようにしてください。


ポートフォリオのリバランスも奥が深い概念ですが、機会があれば別の記事に書いてみたいと思います。


以上、資産防衛に役立つ、実用的なポートフォリオ管理法でした。


外貨預金など、個別の投資法については別ページでご紹介します。

資金管理とポートフォリオ管理

 

分析レポート(無料)

インタビューを受けました

インタビューを受けました。詳しくはたろけんのプロフィールからどうぞ。

自動売買 初心者さんへ

FXの自動売買の初心者さんへの基礎講座。EAの選び方や業界のウラ話など、ちょっとヤバい話も交えて。

自動売買EA 検証リスト

FXの自動売買EAの検証です。リアルマネーを使った継続的な検証結果を公開していますので、EAの挙動が手に取るように分かります。

TOPへ戻る