FX自動売買EAの検証

FX自動売買で稼げない理由を暴く!長期で稼ぐEAの検証とレビュー

外貨預金にFXを使って自分で元本保証したら意外と利回りが良かった

free-illustration-money-01
FX自動売買とか、裁量とかで自己資金を投入している昨今ですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか(笑)

余裕資金の全額を自動売買や裁量に全力投入する!という方は恐らく少ないかと思います。レバレッジも効きますからね。

じゃぁ余ったお金をどうするか?といえば、何も考えずにそのまま銀行の普通預金口座に放ったらかし、という方も多いのではないかと思います。

僕の場合、残資金の一部に為替リスクを取って年利1%のキャンペーン金利で満期1年の外貨預金をしてみています。

これは円安(ドル高)期待があったからなんですが、半年以上放置した現段階で数円単位と、それほど為替益もでておらず渋いワケです。ーー;

まぁこれだけでも円普通預金に比べれば何十倍もの利回りなんで、十分といえば十分なんですが、為替リスクを取った割には利益が少ないよね…というのもあって、今後あまり円安にならないようなら元本保証&利益確定をしたくなってきました。


だからと言って、途中解約するのもなんだか芸がないじゃないですか。


ということで、FXを使って元本確保の策を弄してみました(笑)


FXでヘッジする

米ドルは1年満期の定期に入れてますので、これを円に戻すと中途解約となってしまいます。1年待てば利息分1%がもらえますから、できればそこまで待ちたい。

でも途中で為替リスクを無くして、元本保証はしたい!

というワガママなニーズをまずは満たしたいわけです。

もうお気づきかと思いますが、話は至極単純で、ドル預金であればドル円のショートポジションを持つことで預金のヘッジが可能です。

例えば1万ドル預金しているのであれば、1万通貨分のドル円ショートを建てれば100%ヘッジ(フルヘッジ)することが可能になるわけです。

とっても簡単ですね?


実はこの現物外貨資産をFXでヘッジする、というのは非常に便利かつ画期的な方法と言えます。

FXが個人で利用できなかった時代(FXが解禁されたのが1998年ですから、つい最近なんですよね)なら、外貨、例えばドル建て資産をヘッジしようにも、ほとんど手段がなかったわけです。

外貨資産をヘッジする場合は何かを担保にして外貨を借りそれで円を買うということをするわけですが、そんなこと一介のサラリーマン風情には到底不可能な所業というか、単純に不可能です(笑)


だからそういうことは金融のプロしかやってこなかったし、やれなかったわけです。


が、FXが登場してからというもの、外貨資産のヘッジはまるでAmazonで欲しい商品をポチっとするぐらいな感じで、そばにある小さなマウスを軽く叩く力がある人なら誰でもできるようになりました。

しかもFXはレバレッジを効かせられますから、フルヘッジするのに外貨資産と同価値の資産(円)を用意する必要すらありません。

これで定期を解約せずに、為替リスクをゼロにするというとってもワガママな欲求も簡単に満たすことが出来るという寸法です。


まったく、スゴイ世の中になったもんだなぁ…、なんて独りゴチながら、早速ポチっととりあえず1万通貨だけヘッジ。


使ったのはYahoo傘下となり3月1日から改名のYJFX(ワイジェイFX、旧CyberAgent FX)の外貨exです。

この外貨exは取引量が世界トップクラス(現在3位)で、数ロット単位でポチっとする人もよく使っているそうです。

まぁ、そんな大きな単位なんて僕には全然関係ない世界ですけども。

それと、外貨exはスワップが有利との話もよく聞きます。

実際に他の業者とスワップ比較したわけではないので僕の口からはなんとも言えませんが、今回ちょうどいい機会だったので当然外貨預金の利回りに大きく影響してくるスワップについても調べてみることにしました。

というか今回外貨exを使ったのはこのスワップを調べたかったというのが目的の一つです。


ヘッジ売りポジションのスワップ

早速スワップについて調べてみましょう。

スワップというのは大抵の人は毎日コンスタントに付くと想像されていると思いますが、実は割と不規則に付く仕組みになっています。

そのあたりは辻さんのスワップアービトラージという教材で僕も勉強させてもらったのですが、

  • 毎日変わる金利が反映される
  • 特定の曜日(水曜)に土日分含めて大きく付く

というのがざっくりとしたスワップの理解としてはよろしいのではないかと思います。

今回の調査では何曜日にどれだけスワップが付くかとかそこまで厳密に調べる必要はありませんから、1週間をワンクールとして現在の金利水準でどれぐらいのスワップがつくか(というか、取られるか)が分かれば十分です。


ということで、1万通貨のヘッジ売りを仕掛けたタイミングはこちら。

2014-02-24_22.02.12
2月24日の22時過ぎとなっています。1週間後といえば3月3日の22時ですから、その時点でのスワップについてみてみるとこうなっていました。

2014-03-04_23.10.19

ドル円1万通貨の1週間分のスワップは29円だということが分かりました。

1年365日ですから、約52.1週。ということは1年で29x52.1=1512円のスワップ費用が予想されます。

1ドル100円水準とすればこれは年利約0.15%に相当します。


為替ヘッジの落とし穴

ここまでのことが分かったら、実はこうしたらほぼまるっとキャンペーン金利分が元本保証状態でもらえるんじゃないか!?という期待感が出てきますよね。

  • キャンペーン金利で外貨(定期)預金
  • ワイジェイFXなどスワップが有利な業者を使って、すぐに預金額相当のFX売りヘッジ
  • 満期時に預金解約と同時に売りヘッジポジション解消

今回僕が契約していたのが住信SBIの外貨定期預金のキャンペーン金利1%分でしたので、年間予想スワップ0.15%分を差っ引くと0.85%が期待利回りとなります。

住信SBIで外貨両替(円→ドル、ドル→円)の場合は片道手数料9銭取られますから、往復18銭、1ドル100円水準なら0.18%相当となります。

ところでワイジェイFX+住信SBI外貨送金を利用すれば、住信SBIの外貨送金(着金)手数料が25ドル固定ですので外貨両替手数料は2万ドルで0.215、5万ドルで0.14%の割合となっていきます。大きな金額なら、ワイジェイFXの外貨Ex経由の方がお得になってきますね。


で、元本x期待利回りから上記手数料を引いた残りが期待される利益となります。

なんだ、0.85%ー0.18%でたったの0.67%かぁ、と思いがちですが、別に外貨の両替を「毎年」やらないといけない、という決まりはありませんので2年に1回とか、3年に1回とかすれば期待利息に対する手数料が大幅に減っていきます。

ですので、長期で望めば手数料をさらに安く抑えることができます。例えば2年に1回円へ両替するとすれば上記手数料は半分となって、年利回りが0.76%にアップします。


実はもう一つ注意すべき重要な点があります。

それは税金です。

仮にヘッジポジションに建玉の5%相当の為替利益が出たとします。単純にこれを税務申告してしまうと5%のうち20%が徴収されますから、ポジションサイズの1%の税金になります。

これだとせっかく元本保証、期待利回り最大化を目標に頑張った努力が水泡に帰してしまうことになってしまいます(涙)

しかし冷静に考えればヘッジに為替益がでているということは、預金側に同額の為替損失が出ているということですから、本来税金を払う必要は無いはずです。つまり確定申告も不要。もちろん期待利息の分で雑所得が20万超えるような巨額の預金をしてるなら話は別ですが、期待利息0.67%で20万円超えるためには約3000万円の元本が必要です。ふー。

ということで、万一税務署に突っ込まれたときに預金側の為替損益を正しく説明できるよう、きちんと資料だけ準備しておけばいいんですが、税金は実現損益を対象としているということは注意しておいてください。

つまりヘッジしたFX側に大きな利益が出て、かつそれを決済している場合、それを相殺するには預金側の損失も確定する必要があるということです。預金側の損失を確定するためにはドルから円に両替すればOKです。

逆に言えば、FXが評価損(未実現損)の状態であれば、預金側も触る必要がありません。


まとめ

まとめると、損益の総額は以下のようになります。

  • 期待利回り = 預金利回り ー 年間スワップ/元本
  • 手数料   = 外貨送金手数料、両替手数料、等の和
  • 期待利益  = 元本x期待利回り ー 手数料

期待利回りが十分大きいようであれば、外貨預金等にFX為替ヘッジをするのが元本保証の投資手法として有効な手段と言えそうです。


この式だけだとちょっと分かりにくいと思いますので、2014年3月のスワップ水準で元本それぞれに対する期待利益をシミュレーションしてみました。

条件は

・外貨は米ドルとする
・キャンペーン金利1%(1年間)適用
・住信SBI銀行を使う(着金手数料25ドル、両替手数料往復18銭)
・年に1回、ドル→円→ドルの両替をする

としました。

2014-03-05 6.55.36
500万を超える場合は、ドルの入金にYJFXの現引き、外貨送金を使っています。その方がトータルで手数料を低く抑えられますので。

外貨exで現引き、両替手数料を安く済ませる方法についてはこちらの記事に書いています。

お得な海外送金術(ワイジェイFXの外貨ex + citibank)

元本保証でこれだけの利回りを確保できるのは個人としては魅力的ではないでしょうか?


注意しないといけないのは、ヘッジ中予想に反して相手通貨の金利が上昇したりするとマイナススワップが増えてしまい、期待利回りが低下します。FX証拠金も合わせると、全体として利回りはもう少し低下するでしょう。

また為替が大きく動いた場合などはFXのヘッジポジションがロスカットを受けないよう注意しないといけません。

まぁそうなったらなったで解約して円にしてしまえばいいんですが、そんなの面倒臭くてやってられないという向きには、外貨資産のヘッジにはこんな方法もあるんだな〜、というぐらいで、必要に応じて使う感じでいいと思います。

当然ながら外貨資産というのは外貨預金だけではなくて外国株式や外国債券ファンドなども外貨資産になりますので、そうした資産に対するヘッジとしても非常に有効となります。

ドル高が歴史的な水準となったなら、逆張り的にヘッジをかけることも当然ありうるでしょう。

覚えておいて損はない方法ですので、いざという時のために使えるよう準備をしておくといいと思います。


記事中に出た住信SBIネット銀行の詳しい使い方については、こちらの記事も参考にしてください。


夏ボーナス運用狙い?住信SBIネット銀行のあり得ない金利をさらにあり得なくする方法


 

分析レポート(無料)

インタビューを受けました

インタビューを受けました。詳しくはたろけんのプロフィールからどうぞ。

自動売買 初心者さんへ

FXの自動売買の初心者さんへの基礎講座。EAの選び方や業界のウラ話など、ちょっとヤバい話も交えて。

自動売買EA 検証リスト

FXの自動売買EAの検証です。リアルマネーを使った継続的な検証結果を公開していますので、EAの挙動が手に取るように分かります。

TOPへ戻る