Multi Logic Interaction FX System – MLIのレビューと特典

Multi Logic Interaction FX System、MLIのレビューです。
この自動売買EAは、4つのロジックを組み合わせた(Multi Logic)EAで、それも単に足し算しただけではなく、それぞれのロジックの最適ロットまで自動的に弾きだして運用してくれるというものです。
ぶっちゃけ、イケてない…
実はこのMulti Logic Interaction FX System、MLIなんですが、
最初にレビューページを見たとき
「なんじゃこりゃ!??」Σ( ̄Д ̄;)
って思わず眉間にシワが寄りました。(苦笑
そう、レビューページのデザインがめちゃくちゃショボイんです。
販売者さん、スイマセンが、ぶっちゃけショボイと思います。
でもこのMLI、実は口コミで徐々に売れてきているそうなんですよね。
ん〜、なんか怪しいなぁ、
なんて思いながら、レビューページを読み進めていくと…
その内容に、グイグイ引きこまれていったんです。
MLIは4つのロジックの組み合わせ
MLIには、具体的に次の4つのロジックが実装されています。
- レンジ相場となりやすいアジア時間のスキャルピング、通称朝スキャ
- 欧州時間のブレイクアウト
- 中期のマイクロトレンドをベースとしたトレンドフォロー
- 前日のトレンドに対するリバース(逆張り)
朝スキャは説明するまでもないほど有名なロジックで、この朝スキャだけを狙った自動売買EAというのも多数販売されています。
また、ブレイクアウト、トレンドフォロー、逆張りといった戦略も、定番中の定番といえるロジックです。パンローリング社が販売しているシステムトレード関連の書籍にも、
ブレイクアウトやトレンドフォローと、逆張りシステムは相補関係
にあると教えています。逆張りというのはトレンドの逆を張る、ということですので、相補関係にあるのはまぁ、当たり前とも言えます。
実は相場の特徴というのは、大まかにいってトレンドフォローがうまくいく時期と、逆張りがうまくいく時期というのがあります。
トレンドフォローがうまくいく、トレンドが発生する期間と、
逆張りがうまくいく、トレンドの発生しないレンジ相場の期間は、
大体経験的に1:5〜1:9ぐらいになると言われています。
まぁ数字の正確性はともかくとして、
トレンドが発生する時期がレンジ相場よりも少ない、
というのは確かなんです。
だから、EA業者から見て売りやすいEAは逆張り型なんですね。
機能する期間が長いんで。
実はもう一つ面白い性質があって、
トレンドフォローは【利大損小+低勝率】
逆張りは【利小損大+高勝率】
という経験則があります。
なぜか日本人は勝率に拘る人が多いのですが、勝率が70%を超えるロジックはまず間違いなく逆張りロジックが組み込まれていると考えてください。
だから、勝率の高い自動売買EAばっかり集めて運用しても、
逆張りロジックばかりで相補関係にならず
ポートフォリオとして全く機能しません。
これ、勝率命の素人さんには分からない、重要なポイントです。
そういう観点からも、MLIは良く練られたEAだと思います。
こういうEAは、素人受けしないんで、市場にもあまり出まわらないんですよね。
早速バックテストしてみた
購入して、早速バックテストしてみたら、面白いことが分かりました^^
まずは次のグラフを見てください。
これはMLIに含まれるロジックの一つ、スキャルピングのバックテストです。
EAの設定は全てデフォルト、レバレッジ1倍相当です。
2000年から2011年始めまでのテスト結果なんですが、
正直、イマイチな感じです。
スキャルピング自体、確かについ最近流行りだした手法なので、
ここ数年だけにフォーカスして最適化してあるのかもしれません。
販売ページにもそのようなことが書かれています。
ただ、短期で最適化したEAは将来機能する期間も短くなってしまうので
例えば今年1年で勝負を決める必要があるでしょう。
そういう短期しか持たないEAに、残念ながら魅力はありません。
MLIのスキャルピングを使うぐらいなら、
WallStreet Forex Robotの方が断然優秀です。
ではもう一つ、見てみましょう。
こちらはMLIの4つのロジックの残り3つ、
トレンド+ブレイクアウト+逆張りEAのバックテストです。
見事な右肩上がりになっています。
10年で資産は3倍弱、単利運用ですので、
毎年平均元本の+20%で成長しています。
最大ドローダウンも2,800ドル程度、
ドローダウン後もきちんと回復していますので、
ちゃんと機能していると言えます。
バックテストの結論として、MLIのスキャルピングEAは性能が低く、
トレンド+ブレイクアウト+逆張りEAはうまく機能しそうだ
ということが分かりました(^^
これはかなりの朗報です。
というのも、長期的に自動売買のポートフォリオを安定化させるために
ブレイクアウト、トレンドフォロー戦略は必ず取り込みたい鉄板ロジック
だからです。
逆張りロジックも必要ですが、ある意味、
逆張りロジックは放っておいてもポートフォリオに入ってきます。
例えば当サイトでもご紹介しているWallStreet Forex Robotや、
W2C-Clipperなんかも、タイプは違えど逆張りになります。
一方で、ブレイクアウトとトレンドフォロー戦略で
うまくいっている商品は、なかなか見つけられないのが現状です。
ですので、
MLIに実装されているブレイクアウト、トレンドフォローはとっても貴重
なわけです。
しかも長期的に機能する可能性があるんですから、
これは見逃せないですね。
MLIの特徴まとめ
ここでMLIの特徴をまとめますね。
バックテストによると、この3ロジック組み合わせEAで稼げる可能性が高いようです。長期的に機能するトレンド系ロジックは貴重なので、ポイント高いです。
販売サイトのフォワードテストについて、若干疑問があったのでメールで問い合わせをしてみました。そうすると、迅速かつ丁寧な回答がありました。
可能なかぎり誤解を与えないよう改善しますとまで回答頂き、こうした販売者さんのレスポンスを見る限り、信頼できそうな感触です。
購入すると、まずデモ用のEAをダウンロードできます。このEAでしばらく試してみてから、本番リアル口座用のEAを申請するという形になります。口座はこちらから指定できますので、国内、海外問わず、あなたの好きな口座で運用可能です。
MLIのリスク
MLIにも当然リスクがあります。
- 販売サイトでのフォワードテストは、第三者経由のデータではありません。これは、フォワードテストが捏造されやすいパターンです。MLIのフォワードテストが捏造だとは言いませんが、その可能性は否定できません。ただ、これを書いている時点で直近のものまで掲載されていましたので、他のEAよりも信頼度は高いです。(2012/4/9追記:販売者さんに問い合わせたところ、7つのロジックを開発していて、うち4ロジックをMLIとして販売しているため、このような切り貼りになってしまったとのことです)(2012/7/28追記:その後、特に改善が見られませんので、要注意です。)
- トレンド、ブレイクアウト戦略の勝率は低いです。上にも書きましたが初心者は特に勝率にこだわります。勝率も確かに勘案すべきですが、全体の中の1要素に過ぎません。「勝率が低い=うまくいかないEA」と勘違いしている人には、向かないでしょう。
- たろけんはまだMLIをリアルマネーで検証をしていません。(2012/7/28追記:リアルマネー検証を継続していましたが、結論として、値段分の価値のあるEAとは思えませんでした。)このレビューはあくまでも販売ページの内容およびバックテストを元に行ったものです。
【当サイト限定】MLI購入者様用豪華特典
当サイトよりMLIをご購入頂いた方へ、もれなく以下の特典をお渡ししています。
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確実に特典をお受け取り頂くために、購入時に以下をご確認ください。
購入後、インフォトップの購入者ページから案内に従って特典をお受け取りください。
以上、MLIをご紹介しました。
スキャルピングがイマイチな感じですが
スキャルは4つのうちの一つで、残りの3つは好感触ですので、
たろけん的には及第点です。
素人には運用の難しいブレイクアウト、トレンドフォローロジックが
きちんと機能する可能性が高いEAだと思います。